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立山
「立山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立山の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
槍ヶ岳/
立山/穂高岳 A 槍ヶ岳・唐沢谷 一月二十六日 快晴 六・〇〇島々 一一....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
黒田等諸将に命じて一揆をも討滅すれば成政をも罪に問うて終った。木村父子は何も越中
立山から日本アルプスを越えて徳川家康と秀吉を挟撃する相談をした内蔵介《くらのすけ....
「薬草取」より 著者:泉鏡花
に桜があるか分りません。美女ヶ原へ行きますと、十里|南の能登の岬、七里|北に越中
立山、背後に加賀が見晴せまして、もうこの節は、霞も霧もかかりませんのに、見紛うよ....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
高崎であった。 「さようで。――お一方|御逗留、おさみしそうなその方にも、いまの
立山が聞かせたいと、何となくそのお一方が、もっての外気になるようで、妙に眉のあた....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
序 越中の国|
立山なる、石滝の奥深く、黒百合となんいうものありと、語るもおどろおどろしや。姫百....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
はッはッ、もっとも足は達者で、御覧の通り日和下駄じゃ、ここらは先達めきましたな。
立山、御嶽、修行にならば這摺っても登りますが、秘密の山を人助けに開こうなどとはも....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
消えくすぶった火熱も再び力づくに違いない。係長は舌打ちしながら監督へ云った。 「
立山坑の菊池技師を、呼び出してくれませんか。それから貴方も、一通り見巡りがすんだ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ない。 夷※の館山(素藤の居城)というは今も同じ地名の布施村や国府台に近接する
立山であろう。稲村まではかなりの里程があって、『八犬伝』でも一泊二日路であるが、....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
馬車へ乗り、甲府へ向う。白峰はチラチラ頭を出す、乗合の人は、甲府の近所から越中の
立山が見えるという。 甲府を十一時発の汽車で東に向う。雲が深くなったので白峰は....
「案内人風景」より 著者:黒部溯郎
たのである。 彼氏は、北方を指して、あの遠く一塊の白い雲の下にあたる真白いのが
立山である事、遥かな西方に淡く浮びあがったのが加賀の白山である事や、長い尾根続き....
「涸沢の岩小屋のある夜のこと」より 著者:大島亮吉
けは言った。「俺はそのとき以来一層山は自分からはなしがたいものとなってしまった。
立山は以前から好きな山だったが、あの時からはなお一層好きになってしまった。」そし....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
にして右には槍ヶ岳、左には穂高山が遥の天際に剣戟を連ね、横手山の右には真白に輝く
立山劒ヶ岳の姿が執念く離れまいとする雪雲の間から垣間見られた。南に廻ると高い奥白....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
ラチラ目に入るが、南から望んだような大雪渓は見られない。別山、雄山、竜王、浄土と
立山連峰が劒の右に端然と控えて、あたりの山を寄せ付けまいと威嚇している。
立山と奥....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
我国の一大峡流である黒部川の全貌が完全に世に紹介されるに至ったのは、誰が何と言っても、これは
立山後
立山両山脈の山々と其抱擁する谷々とに限りなき興味を有し、就中
立山連峰と黒部....
「針木峠の林道 」より 著者:木暮理太郎
針木越は悪絶険絶を以て世に鳴り渡った。富直線の未だ開通せざる以前に、信州方面から
立山へ登るには大抵|此峠を上下し、黒部川を徒渉して、刈安峠及ザラ峠を踰え、
立山温....