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「立師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

立師の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
錯覚の拷問室」より 著者:佐左木俊郎
吉川訓導は高等科を受け持っていた。甲種の農学校を卒業してから、さらに一か年間県立師範学校の二部へ行って訓導の資格を取ってきたのだった。だから、学科のうちでも農....
八人みさきの話」より 著者:田中貢太郎
親は、急に立ちあがって奥の間へ入ってしまった。 当時吉良親実は小高坂――今の県立師範学校の裏手――に住んでいた。彼はその日限り、元親の前へ出仕することを止めら....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
正二年八月に巣鴨村池袋丸山千六百五番地に徙された。池袋停車場の西十町ばかりで、府立師範学校の西北、祥雲寺の隣である。わたくしは洞雲寺の移転地を尋ねて得ず、これを....
社会時評」より 著者:戸坂潤
一、小学校校長のために 東京に於ける現職の小学校長四名に元小学校長二名、府立師範同窓会理事、それに出版屋二名が、収賄贈賄の容疑で検挙された。それに続いて某....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
もないですね、どうかすると、盲人にはあんなふうに勘の働くものがあるものですよ。仕立師の名人でね、晩年に失明しましたが、どこへ出るにも不自由のくせに、物差《ものさ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
を案内して県下の小学校を彼方此方と見せたが、野村氏のいわるるに、この県には未だ県立師範学校がない、他の県の多くは師範学校が出来ているから是非それを設けよとの事で....