立後れ[語句情報] » 立後れ

「立後れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

立後れの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
るような趣きがあります。 日本では百貨店が急に勢力を得たもので、一般商店は少々立後れの気味があるのに引換え、西洋では多年百貨店を見ながらやって来て居るので、百....
地方文化運動報告」より 著者:中井正一
月からの文化運動は新たなすがたをもった。私は「カント講座」を計画した。百五十年の立後れをもったドイツのこの啓蒙学者の理論は、三百年の立後れをもち、しかも封建残滓....
生きている空間」より 著者:中井正一
シングがそれをドイツに入れてから、ロマン主義的イロニーにまで盛上るのに一五〇年の立後れをした視覚でもある。 ハイデッガーの存在論も、この不安の凝視を哲学の中に....
集団文化と読書」より 著者:中井正一
絶対に必要な事となる。 読書と本がかかる長足の進歩をしている時、出版界も決して立後れることは出来ないと思われる。日本の出版界は未だ、単一の組織体としての出版研....