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立志伝中の人
「立志伝中の人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立志伝中の人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「笑う唖女」より 著者:夢野久作
。そうして今日までに彼が見たり聞いたりした幾多の所謂《いわゆる》成功者、すなわち
立志伝中の人々が……如何に残忍な、血も涙も無い卑怯な方法をもって弱者を蹂躙《じゅ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
大|身代を作り上げて、御領主黒田の殿様から鉢巻という苗字と、帯刀を許されたという
立志伝中の人物だそうで御座います。
ところで又、何が故にそのような奇妙な苗字を....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
れるためにはみんな一族の資産を傾けて命がけの努力をするのだ。だから医学博士は凡て
立志伝中の人物と思えば間違いはない。医学博士にボラれたとか医学博士には近よること....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
分のことが仕事なのか、ひとのためなのか混同されてしまうのですね。そういう意味での
立志伝中の人。なかなかデリケート。「わが道に立つものは容赦はすまじ」というような....
「雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
で、今では、義兄弟とも、乾分とも、思っていないが一度は、間の山の初日の出に、大盗
立志伝中の人間になろうぜと、血をすすり合った事もある四人の最期に――。 「駕屋、....