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立錐の地
「立錐の地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立錐の地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、二条の通りを縦に貫く堺町あたりの両側は、公使らの参内を待ち受ける人で、さながら
立錐の地を余さない。 この人出の中に、平田門人|暮田正香もまじっていた。彼も今....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
一里ばかり、高取というところに天満宮があって、三月初旬の大祭には、近在から境内に
立錐の地もないほど人々が参詣した。清三も昔一度行ってみたことがある。見世物、露店....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
援があった。 名高い坪内先生のシェークスピアの講演の人気は素晴しいもので、満堂
立錐の地もなく、自分などは講義を聴くというよりは、シェークスピアの芝居を見せられ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
観に出かけたるに、入場料一シリング(わが五十銭)なるにもかかわらず、広闊なる場内
立錐の地なく、観客約二万人と目算せらる。聞くところによるに、フットボールは豪州第....