竜田姫[語句情報] » 竜田姫

「竜田姫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竜田姫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
通う脈管となるを得るであろう。 (大正元年 十一月八日) 暮秋の日竜田姫のうっとりと眼を細くし、またぱっと目を※らく様な、曇りつ照りつ寂しい暮秋の....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
に、更科の秋の月、錦を染めた木曾の山々は劣りはしない。……峰には、その錦葉を織る竜田姫がおいでなんだ。人間は知らんのか、知っても知らないふりをするのだろう。知ら....
南地心中」より 著者:泉鏡花
枕頭にまた一人、同じ姿の奴が居る。 お珊が黙って、此方から差覗いて立ったのは、竜田姫の彳んで、霜葉の錦の谿深く、夕映えたるを望める光景。居たのが立って、入った....