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竜紋
「竜紋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竜紋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
が廊下の端《はじ》にあらわれた。海老茶色《えびちゃいろ》の緞子《どんす》の片側が
竜紋《りょうもん》の所だけ異様に光線を射返して見える。在来《ありきた》りの銘仙《....
「市川九女八」より 著者:長谷川時雨
に這《は》う、青い庭へ、白い小花を飛ばしていた。 そんな日の午前《あさ》、紫の
竜紋《りゅうもん》の袷《あわせ》の被衣《ひふ》を脱いで、茶筌《ちゃせん》のさきを....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
けて行きました。授与式がどういう有様であったかは私は知る由もないが、受けた賞牌は
竜紋賞であった。ところが、またその
竜紋賞が好いのか悪いのかも師匠は知らない。くれ....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
君主または元首の顔が鋳出されている。そのまねもしたいが竜顔はおそれ多いとあって、
竜紋にしたと伝えられている。....