竜華寺[語句情報] »
竜華寺
「竜華寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竜華寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「樗牛の事」より 著者:芥川竜之介
《こはる》になってしまった。
二
ちょうどそれと反対なのは、
竜華寺《りゅうげじ》にある樗牛の墓である。
始《はじめ》、
竜華寺へ行ったのは中....
「門」より 著者:夏目漱石
から僕一人でここへ来たという言葉を入れた。 翌日も約束通り一人で三保《みほ》と
竜華寺《りゅうげじ》を見物して、京都へ行ってから安井に話す材料をできるだけ拵《こ....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
にいらしって下さい。 江尻も興津も直きそこだし、まだ知りませんが、久能山だの、
竜華寺だの、名所があって、清見寺も、三保の松原も近いんですから、」 富士の山と....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
した。君は医学を専門にして居たが、文芸を好み高山樗牛の崇拝者で、兄弟打連れて駿州
竜華寺に樗牛の墓を弔うたりした。君の親戚が当時余の僑居と同じく原宿にあったので、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
これを穂の上へかぶせ、紙撚《こより》をこしらえて裂目《さけめ》を結ぶ。 米友は
竜華寺《りゅうげじ》の方へ足を向けて、 「それにしても、俺《おい》らたち二人を泥....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
渉をさけて、ひたすら自然に親しもうという計画だった。未明に鉄舟寺を辞すると、まず
竜華寺の日の出の富士を仰ぎ、三保の松原で海気を吸い、清水駅から汽車で御殿場に出て....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
理屋田川屋の跡だとかいうはなしを聞いたことがあった。『たけくらべ』に描かれている
竜華寺《りゅうげじ》という寺。またおしゃまな娘|美登里《みどり》の住んでいた大黒....