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「竜骨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竜骨の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
つもりで、大いに任務をつくしてもらいたい」 「もちろんです、総監閣下。メリー号の竜骨をつかむためには、百ひろの底へもぐってもいいと思っています」 スミス警部は....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
ず中心となる軸、と云いますか、まあこの場合白鮫号の船首と船尾を結ぶ線、首尾線とか竜骨線とか云う奴ですね、とにかくその軸がある筈です。でもし、貴方の被仰ったように....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に曰く、普寧県に竜葬の洲《す》あり、父老いう竜この洲において蛻骨す、その水今なお竜骨多し、按ずるに山阜｜岡岫《こうしゅう》、竜雲雨を興すもの皆竜骨あり、あるいは....
「難船小僧」より 著者:夢野久作
船室という船室の窓が、青い、水族館みたいな波の底の光線に鎖されたまま、堅板や、内竜骨が、水圧でもって……キイッ……キイッ……キシキシキシキシと鳴るのを聞いている....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
うことだぞ。プシ星よりは十数倍も大きな構築星だってよ」 「……分った、わかった。竜骨星座生まれのアドロ彗星だ。もうだめだ。あいつに追っかけられては、もうどうにも....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
るところの彼のＸ宇宙族だ。これはわしのこれまでの研究によって推察すると、どうやら竜骨座密集星団系から出て来た非有機的生物――というと地球の学者たちは一言のもとに....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
首像の下を通ったり船尾を※ったりしてゆき、それらの船の錨索が、時には私たちの舟の竜骨の下で軋り、時には私たちの頭上で揺れ動いた。しかし、とうとうヒスパニオーラ号....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
おばあさまが立っていらしって、はやいうしおの流れをすかして、じいっとこちらの船の竜骨をみ上げておいでになるようです。するうち、おねえさまたちが、波の上に出て来ま....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のである。大砲が打たれた。その晩、巡邏《じゅんら》の人々は、彼がある建造中の船の竜骨の下に隠れているのを見い出した。彼は自分を捕えにきた守衛に向かって抵抗した。....
「グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
僧服をまとって、堂々とこの船に乗りこんだ。奴はポケットの中に、この船の大帆柱から竜骨まで、すべて何から何まで買い占められるだけの充分なお金を持ってるんだ。それか....
「博物誌」より 著者:岸田国士
ものも恐れない。彼には七里ひと跳びの長靴があり、牡牛のような頸、天才的な額、船の竜骨のような腹があり、セルロイドの翅と悪鬼のような角があり、そして後ろには大きな....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ホラ見え隠れして、底深い、淵のような黝ずみが現われ出るのである。 その、巨大な竜骨のような影が、豆州の南端――印南岬なのであった。 ところがそのおり、岬のは....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
に固定して、舟の底に手足を伸ばした。雲が月を隠し、あらゆるものが、ぼんやりして、竜骨が波を切っていく時の舟の音しか耳に入らなかった。そのざわざわした音に寝かしつ....
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
う今まで、何の不安もなしに、濡事師に扮して来た。そして、藤十郎の傾城買と云えば、竜骨車にたよる里の童にさえも、聞えている。また京の三座見物達も藤十郎の傾城買の狂....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
した帆綱の斜線、さながらの海上の宝塔。 ゆさりともせぬ左舷右舷の吊り短艇の白い竜骨。 黄色い二つの大煙突。 あ、渡り鳥が来た。耿として羽裏を光らせて行くそ....