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童名
「童名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
童名の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
語り初めていた。 「聞きねかし、旅僧…… われは菊池入道の子、三郎頼隆と申す者、
童名菊一とて、有智山の稚子にて候ひし、人みな知つて候ふ…… さるに、菊池の庄にて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
なったのう。その観世丸と申す名も、そなたと治郎左とが長谷へ詣って、いただいて来た
童名じゃそうな。――自分一代は、乱麻の世に会うてぜひもないが、この子だけは、芸能....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
記』ではカナホウシが幼児の名ときまっていたのみならず、吉法師だの三法師だのという
童名はあの頃は珍しくなかった。 さてそのホウシを土筆に付与したのは、果して本来....