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端女
「端女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
端女の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と、数そのものがあだやおろそかな人数ではないのです。上はお局《つぼね》から下お末
端女《すえはしため》まで数えたてるとざっとまず六、七百人、手続きを踏む段になれば....
「雑沓」より 著者:宮本百合子
宏子を見ると、寝そべったまま、房毛の重い尻尾を物懶《ものう》そうにふった。その途
端女中部屋から、声をあわせて笑声が爆発した。宏子たちに物を云う時とはまるで違う、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が薩摩屋敷の大広間で、腕をすぐって踊るから、志のあるほどのものは、小者《こもの》
端女《はしため》に至るまで、来って見よとのことであります。特に舞台は設けないが、....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
こんとこなの」 4 ルリの言うのは、こうである。 彼女が下つ
端女優として出演しているR劇團は今Aという劇場に約半年の契約で常打ちのシバイをし....
「切支丹転び」より 著者:田中貢太郎
います、まだ一度も逢ったことのない叔母を便って往くよりは、御当家のような処で、婢
端女のかわりに使われて、一生を送りとうございますが、まさかそんなお願いもできませ....