竹に雀[語句情報] »
竹に雀
「竹に雀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竹に雀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
左右には美しい小姓どもが控えていた。末座には大勢の家来どもが居列んでいた。船には
竹に雀の紋をつけた幔幕が張り廻されていた。海の波は畳のように平らかであった。この....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
に住む漢方医者に腹を撫でてもらいながらも、その滝に見惚れた。その医者が、ちょっと
竹に雀ぐらいの絵心はあった。私にこれはどうやといいつつ懐紙へかわせみと水草を描い....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
同じ宿へ草鞋を解かざるを得なかった。 駕籠を追って 馬の鈴音、鳥の声、
竹に雀はの馬子の唄に、ハッと驚いて眼を覚すと紋太郎は急いで刎ね起きた。雨戸の隙か....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
して歩いて行く。駕籠で飛ばせる人もあり、品川宿の辺りからは道中馬も立つと見えて、
竹に雀はの馬子唄に合わせ、チャリンチャリンと鈴の音が松の並木に木精を起こし、いよ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
地ものばかりであります。しかし便器のようなものには今でも達者な筆で、牡丹紋だとか
竹に雀だとかを自在に描きます。もっとも用いる青絵具は天然のものでないため、どぎつ....