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竹叢
「竹叢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竹叢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿ヶ京片耳伝説」より 著者:国枝史郎
には猿が多く、それが木の枝や藪の蔭などから、この人たちを眺めていた。丘をへだてた
竹叢のほとりから、老鶯の啼き音が聞こえて来た。 「痛い! ま、どうしてこう痛むの....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
れ!」 「妾はこんなに懺悔しています。どうぞ怨んでくださいますな」 ザワザワと
竹叢の揺れる音。…… どうやら夜風が出たらしい。 悪人同志の夫婦仲 「....
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
恐縮ながら、奔走御供申上候――と述べたのがある。これは、将軍が破れ草履をはいて、
竹叢中の切っ株をもお構いなく走り回ったのを描いたのであろうが、下々の者が聞いても....
「悪僧」より 著者:田中貢太郎
しているのを邸の人が知って、捕えに来たのではないかと思って、そっと窓を離れて傍の
竹叢の中へ身をかくして注意していた。 怪しい人影が戸口に近づいて扉をことことと....