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「竹島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竹島の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
阿部伊勢守|正倫、同備中守|正精の二代に仕えた。その男枳園を挙げたのは、北八町堀竹島町に住んでいた時である。後『経籍訪古志』に連署すべき二人は、ここに始て手を握....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
もちろん》、弁信の勘の間違いでもなかったのです。 竹生島を南へ三里余の湖上に、竹島というのがある。一名|多景島《たけしま》ともいう。そこへ二人は小舟を着けたの....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一代の琵琶を奉納せんと志したが、どう間違ってか、竹生島ならぬ多景島《たけじま》(竹島)に漂着してしまいました。 弁信法師が、有縁則住《うえんそくじゅ》と抜から....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ある。(本書は簡単を必要とするからミダル四段説は別論して置いた。) 巻七に、「竹島の阿渡白波は動めども(さわげども)われは家おもふ廬悲しみ」(一二三八)という....
日記」より 著者:宮本百合子
月二十八日(土曜)晴 寒 〔摘要〕同級会、小さくてかわいい花束をもらう 古橋氏竹島先生の話の中で、 生をあたえた神が又死をあたえると云うのは神の大なる矛盾だ....
華やかな罪過」より 著者:平林初之輔
られなくなってしまいました。 妾は昨夜別れぎわに貰った名刺を出して見ました。「竹島千一郎」……左の下には住所もはいっていました。 妾はもう矢も楯もたまらない....
葛飾土産」より 著者:永井荷風
○植物園門前の小石川○柳町《やなぎちょう》指《さす》ヶ|谷町《やちょう》辺の溝○竹島町《たけしまちょう》の人参川○音羽《おとわ》久世山《くぜやま》崖下の細流○音....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
いけないのだ。たとえば、今日のマスコミの中にいてすら、近ごろやかましい李ラインの竹島が、隠岐の位置とは、わずか八十五浬の西北にあるという常識地理でも、都会人には....