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「竹林の七賢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竹林の七賢の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
に集まって来たが、そのなかに※采という画家もまじっていた。 その※采があるとき竹林の七賢人の図をかいて、それが甚だ巧みに出来たので、観る者いずれも感嘆している....
もの思う葦」より 著者:太宰治
た。せっぱつまり、旅の仮寝の枕元の一輪を、日本浪曼派と名づけてみた。この一すじ。竹林の七賢人も藪から出て来て、あやうく餓死をのがれん有様、佳き哉、自ら称していう....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
もっぱら複雑な嫌味で成り立っている時代かも知れない。 もう今日の場合ではいかに竹林の七賢人が賢くて嫌味のない人種だからとはいえども、出る幕ではないということに....
中支生活者」より 著者:豊島与志雄
のである。 眼を転ずれば、中支の風光は日本のそれに甚だ似ている。鎮江郊外の古の竹林の七賢の伝説のある竹林寺などを訪れる者は、松や櫟の立並んでる小山、山裾の竹林....
知識と政治との遊離」より 著者:中井正一
、ヨーマン層的倫理にも尾を引くとともに、また一歩方向を変えれば、東洋的、老子的、竹林の七賢の如き、逸人的逃避から、やがて、カストリに一時のつかの間の主観的遊離を....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
自今禁酒の新聞広告をしたことさえある。けれど、ものの一週間と続いたためしがない。竹林の七賢の筆頭|劉伶は、かつて酒渇を病んだことがある。酒渇というのは、いまの酒....