竹棹[語句情報] » 竹棹

「竹棹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竹棹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
豚吉とヒョロ子」より 著者:三鳥山人
人間の倍もあるのに、背丈けは半分しかない。又、女の方はヒョロヒョロ長くて、まるで竹棹《たけざお》のようだ。何という不思議なことであろう。あの山男はあの二人を殺し....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
ないと云うので、加藤順盛に命じて町家から、菖蒲幟、木綿切等を集めさせ、熱田の者に竹棹をつけて一本ずつ持たせ、高い処に指物の様に立たせて、擬兵をつくった。 『桶狭....
怨霊借用」より 著者:泉鏡花
さま、暗い方に隠れて待った、あの射的店の幽霊を――片目で覗いていた方のである――竹棹に結えたなり、ずるりと出すと、ぶらりと下って、青い女が、さばき髪とともに提灯....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
み》銀山」は日中か夕方に通った。蝙蝠《こうもり》が飛び出して、あっちこっちで長い竹棹《ものほしざお》を持ちだして騒ぐ黄昏《たそがれ》どきに、とぼとぼと、汚れた白....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
支那のプロレタリヤ子供は(寧ろ古風に唐子と云った方がいいね)その唐子は群をなして竹棹らしいもので喧嘩ゴッコをして居り、支那のプロレタリヤ牧夫は、二十匹ほどの豚を....