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「竹流し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

竹流しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
この年の春でした。大阪冬の陣と共に豊家はあの通り悲しい没落を遂げて、世に大阪城の竹流し分銅と称されてやかましかった軍用金のうち、手づかずにまるまる徳川家の手中に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
非常の軍用金、長さ一尺一寸、厚さ七寸、幅九寸八分、目方四十一貫ありと伝えられる、竹流し分銅《ふんどう》の黄金が、いま現に存在するか否かを確めた上、その一箇を手に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の金銀を掘り出すのに苦心したことを知っている。 そのうち、豊臣家から分捕った「竹流し分銅《ふんどう》」という黄金がある。 この「竹流し分銅」は一枚の長さ一尺....
怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
つては武田勝頼殿に仕えた者とやら。その人の物語った事じゃが、信州黒姫山の麓には、竹流しの黄金がおおよそ五百貫目ばかり、各所に分けて隠して有るという事でのう」 「....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
黄金の海鼠があらわれた。二つ割りの竹の節のあいだに、熔かした黄金を流したもので、竹流しの竿金ともよぶ地金で、それが何本もあった。 それだけかと思っていると、彼....