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竹煮草
「竹煮草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竹煮草の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
像画の肩のあたりにきろきろして、かの女の視線をうるさがらしていた。窓外の一本太い
竹煮草の広葉に当った夕陽から来るものらしかった。かの女はそのきろきろする斑点を意....
「軽井沢」より 著者:寺田寅彦
視線が山頂への視線を越しそうで越さない。風が来ると噴水が乱れ、白樺が細かくそよぎ
竹煮草が大きく揺れる。ともかくもここのながめは立体的である。 毎日少しずつ山を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
? 三十六 有る、有る。 尾花だの、萱《かや》だのの中に、
竹煮草《たけにぐさ》とか、ごまめ菊とかいったような雑草がすがれている。一口に言え....