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笄髷
「笄髷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
笄髷の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
音でも聞いているようです。弥三右衛門の下座《しもざ》には、品《ひん》の好《い》い
笄髷《こうがいまげ》の老女が一人、これは横顔を見せたまま、時々涙を拭っていました....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
く》をした。貧しい身なりにも関《かかわ》らず、これだけはちゃんと結《ゆ》い上げた
笄髷《こうがいまげ》の頭を下げたのである。神父は微笑《ほほえ》んだ眼に目礼《もく....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
美少年にして、女子は必ず長大なる一枚の櫛《くし》をさしたる島田《しまだ》あるひは
笄髷《こうがいまげ》に結び、差髱《さしたぼ》長く後《うしろ》に突出《つきだ》した....