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「笊碁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笊碁の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
酒中日記」より 著者:国木田独歩
。この老人と自分、外に村の者、町の者、出張所の代診、派出所の巡査など五六名の者は笊碁《ざるご》の仲間で、殊《こと》に自分と升屋とは暇さえあれば気永な勝負を争って....
微笑」より 著者:豊島与志雄
いつも何処へ行かれるんです。」と彼は尋ねた。 「友人の家へ碁を打ちに行くんです。笊碁ですがね。」 「ははあ、やはり君も高等遊民の類ですね。」 私は一寸返答に迷....
愚かな一日」より 著者:豊島与志雄
き上り、高く積んだ蒲団に背中でよりかかって、碁盤を前にした。彼と瀬川とはどちらも笊碁ではあるが、互先のいい相手だった。 彼は黙《だま》って石を下した。何だか頭....