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笋
「笋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
笋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
か獲れずしたがって王に限って食うたパロロ・ヴェリジス、わが国備前の海蛭、支那の土
笋や禾虫（畔田翠嶽《くろだすいがく》の『水族志』に出《い》づ）など食品たるものも....
「青年」より 著者:森鴎外
して、女は自分の寝支度を夫に手伝わせる。半ば呑み半ば吐く対話と共に、女の身の皮は
笋を剥ぐ如くに、一枚々々剥がれる。所詮東京の劇場などで演ぜられる場では無い。女の....
「山の湯雑記」より 著者:折口信夫
やっぱり月山筍が一番印象している。おなじ地竹と言っても、羽後の三山に亘って生える
笋は、唯の篶竹のよりは肥えている。鶴岡の市場へ行って見たら、此が沢山出て居た。ち....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
臨むに諸侯の威をもってし招くに春岳の才をもってし、しこうして一曙覧をして破屋｜竹
笋《ちくしゅん》の間より起《た》たしむるあたわざりしもの何がゆえぞ。謙遜《けんそ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
の株から出発して後を継ぎ年々生じた稈で竹林をなし、年々三、四十本ほどの筍すなわち
笋が勢いよく生じているとのことだ。 このように実生から出足して明かにその年数の....