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「笙歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笙歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
のが特徴であった。 張扇をバタバタと叩いて「ソラソラ」と云う時は軽い時で、笛の笙歌を「オヒャラリヒウヤ」とタタキ附けるように云う時は筆者の気が抜けているのを呼....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
古い建物であって、人と鬼とが雑居のすがたであった。ある日、後殿のかたにあたって、笙歌の声が俄かにきこえたので、彼は怪しんでみずから見とどけにゆくと、殿中には数十....
蓮花公主」より 著者:田中貢太郎
いでくださるように。」 竇は王のいうなりになって酒を飲んだ。酒が三、四まわると笙歌が下から聞えて来たが、鉦や鼓は鳴らさなかった。その笙歌の声も小さくかすかであ....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
けで、後は、 『もはや、叶わぬ』 と、掌を横に振った。時に漸く夏日暮れんとし、笙歌数奏。豪勇ども各々|纏頭、這うようにして帰った―― このころの、酒の価につ....