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笠寺
「笠寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
笠寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
い処に在った。そこからは腰の痛みの軽い日は、杖《つえ》に縋《すが》りながらでも、
笠寺観音から、あの附近に断続して残っている低い家並に松株が挟まっている旧街道の面....
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
と、信長頼むに足らぬと考えたかどうか叛いて今川氏について仕舞った。そして愛知郡の
笠寺と中村に城を築き、自分は中村に、今川の将戸部豊政を
笠寺に、自分の子の九郎二郎....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
柱へちかよって見ると、それは道標でも、里程でもなく、ただ二字、石に刻んだそれが「
笠寺《かさでら》」と読まれる。
笠寺!
こいつを入って行けば、その
笠寺という....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
のことであろうと察し、聞いたままに数えてみると、 愛知郡川名村新豊寺の碑 名古屋
笠寺観音堂の碑 こう二ヵ所は、共に門流の人々の建立で、一つは延享年間に、一つは....