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「笠屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笠屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世相」より 著者:織田作之助
折れて行った。橋を渡り、宗右衛門町を横切ると、もうそこはずり落ちたように薄暗く、笠屋町筋である。色町に近くどこか艶めいていながら流石に裏通りらしくうらぶれている....
みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
の方へ行く道だよ。」 「そうか――そこの中ほどに、さきが古道具屋と、手前が桐油菅笠屋の間に、ちょっとした紙屋があるね。雑貨も商っている……あれは何と言う家だい。....
南地心中」より 著者:泉鏡花
足の泥波を店へ哄と……津波の余残は太左衛門橋、戒橋、相生橋に溢れかかり、畳屋町、笠屋町、玉屋町を横筋に渦巻き落ちる。 見よ、見よ、鴉が蔽いかかって、人の目、頭....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
ってくれているとはなぜか思えなかった。 浜子がいなくなって間もなく、一家はすぐ笠屋町へ移りました。周防町筋を半町ばかり南へはいった東側に路地があります。その路....