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「笠置寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笠置寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
と、お通の駒と喜左衛門の姿は木津川の上流が遽かにその辺りから狭くなっている渓谷の笠置寺道を、山蔭の早い夕べに影をぼかして、とぼとぼと、もう提灯を燈して歩いてゆく....
私本太平記」より 著者:吉川英治
などの俄な砦工事を指さしながら、 「あの工匠らも、土をかついでいる者どもも、みな笠置寺の僧兵ぞ。その僧兵四百人も、心を一つに、あれあのような懸命さで、夜も日もな....
私本太平記」より 著者:吉川英治
て来たか」 「はい。先年、お旗上げの砦として、ご籠城のみぎり、賊軍のため焼亡した笠置寺へ、さきごろ造営再建のありがたい勅が降されましたので。……それの木材、人工....