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符丁
「符丁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
符丁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ていたやつを、来がけにちらりと見たんですがね。文句は忘れちまいましたが、おかしな
符丁を書いてあったんで、ちょっと妙に思っているんですがね」 「どんな
符丁だ」 「....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
。かしこ」 と書いて、そのあとがいかにも奇怪でした。差し出し人のところには変な
符丁があるのです。本所と書いて、その下に人間の目を一つ書いて、さらにその下に丸々....
「道楽と職業」より 著者:夏目漱石
しているという訳で取りも直さずその拾五円が私の人に対して為し得る仕事の分量を示す
符丁《ふちょう》になっています。拾五円方人に対する労力を費す、そうして拾五円現金....
「髭の謎」より 著者:小酒井不木
か、青木さんを呼んでください」 しばらくすると、斎藤は何やら話しだしましたが、
符丁のような言葉づかいで、何を言っているのかさらに分かりませんでした。およそ三分....
「妖怪学」より 著者:井上円了
の不快を避けんがために出でし安心の一法にほかならざるなり。 また、世間に用うる
符丁のごときも、この縁起、マジナイと一様のものなり。米屋の
符丁は、一、二、三など....