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「符号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

符号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
るらしくみえた。渡瀬はできるだけ解りやすくと、噛みくだくようにものをいっていたが符号《ふごう》や数字が眼の前に数限りなくならんでいるのを辿《たど》っていくと、新....
宇宙女囚第一号」より 著者:海野十三
るわけだ。鉄の灰皿を立体|走査《スキャンニング》すれば、これはすなわち一連の電信符号とかわりないものとなる。どうだ、わかったろうが」 「ふーむ、そういう理屈です....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の手によって検査することができるはずである。しかもこの考えは実際上恒星の観測とは符号し難いのである。しかしこのような検査は初めから不必要であろうと思われる。地球....
恐竜島」より 著者:海野十三
したい》も、みんなまっくろな夜空と海にのまれてしまったのである。 SOSの無電符号《むでんふごう》一つ、うつひまがなかった。だからモンパパ号の遭難《そうなん》....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
ここに入りこんだヘボ密偵と同じことになる。私の頭の中には、蓄音機や音盤やモールス符号やメントール侯爵の顔や島の娘の顔が、走馬灯のようにぐるぐると廻る。 「何かあ....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
のカモシカ号から地球へ送る無線通信もだんだんうまくいかなくなって、やがてモールス符号のほかは、地球へとどかなくなってしまった。それでも地球からは、かすかながらも....
火星兵団」より 著者:海野十三
ケットを追撃するのだ。そのロケットの位置は……」 と、怪人丸木は、訳のわからぬ符号をしゃべって、ロケットの位置を知らせ、 「すぐ、そのピート機をやっつけてしま....
火薬船」より 著者:海野十三
の使者を出して、雇船を申し出たのであろうか。 これより一時間ほど前、船長は秘密符号から成る電報をうけとった。その電文によると“サイゴン港で、急に貨物船を雇う必....
怪塔王」より 著者:海野十三
の意味でもわかればいいと思って苦心しましたが、たしかに電文をうっているのですが、符号がきれぎれになって、よく意味がききとれません。しかし淡路の呼出符号だけは、幾....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
班を呼んだ。 相手は、待っていましたとばかりにすぐ出てきて、暗号化したモールス符号で応答してきた。 機関大尉は溜めておいた重大な報告を一つ一つ電鍵を握る指先....
端午節」より 著者:井上紅梅
か動き出した。この怒ったような答案は、ちょうど彼の「大差無し」にほとんどぴったり符号するものである。続いて彼女は頭をくるりと向うへむけて歩き出した。習慣法に拠れ....
科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
ているのです。 「ああ、ちょっと聞き給え、変な電波が聴えるぜ。我が火星にはこんな符号を打つ局はない筈だ、ハテナ?」 というような訳で、この超短波は案外火星あた....
暗号数字」より 著者:海野十三
下にあったため、比較的取締に都合がよかったし、また秘密通信機がコツコツとモールス符号を送りだしてもすぐそれを探しあてるほどの監督技術をもっていたから、これも都合....
迷信解」より 著者:井上円了
もあるかないかくらいのことにすぎぬ。されば、精神の感通というよりは、むしろ偶然の符号という方が適当であろう。また、その夢に現じたることと実際の情況とはいくぶんか....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ることを得べく、極めて粗大なり。そのうち比較的美なるものには、欧人のみに用うるの符号を記す。しかしてこれをひく車夫は、すべて黒奴なり。頭上に異種の冠をいただく。....