第一報[語句情報] »
第一報
「第一報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
第一報の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
を最初に発見し、そしてその現場に一番乗りをした上に、全世界の報道網に対し輝かしき
第一報を打つことに成功したデンマーク新報のアイスランド支局員ハリ・ドレゴの命名に....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
不充分の理由をもって、事件は抛棄せられたのであった。東京の諸新聞は、赤耀館事件の
第一報道に大きな活字を費したことを後悔しているようだったし、中でも某紙の如きは、....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
いと云う議論である。 秀吉は、中国に在って、信長の死を聞いて相当あわてた。その
第一報は、黒田如水の所へ京都の長谷川|宗仁と云うものから飛脚が来たのである。秀吉....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
き取ってありますが……」 「読んでみたまえ」 「……一つ……芝区に向いたる轟刑事
第一報告(午後十二時五分着)新橋二五〇九と染め抜きたる新しき法被を日蔭町の古着店....
「火星探険」より 著者:海野十三
山木はこのとき漸《ようや》く吾《わ》れに帰って、火星の動物を発見したことにつき、
第一報を叫んだのである。 「なに、へんな動物だって……」 デニー博士が、山木の....
「沈没男」より 著者:海野十三
。これより余は艦長にインタビューすることになっているので、ロイヤル・オーク号乗艦
第一報をこれにて終る。 (×月×日、スカパフロー発) 余は今、純毛純綿のベッド....
「流線間諜」より 著者:海野十三
くことが出来なかった。それに引き替え、大学の法医学教室からは、婦人の死因について
第一報が入って来た。 「婦人ノ推定年齢ハ二十二歳、目下姙娠四箇月ナリ、死因ハ未ダ....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
眉をひそめている」 これが、去月二十四日に現れた、この事件に対する全国各新聞の
第一報なのですが、内容といい奇怪さといい、もちろん読者諸君もすでに御記憶のことで....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
――咫尺に罷り出ずる日は、今年中か。あるいは年を越えるかもわかりませぬが、まずは
第一報までを、この地から」と。 顕家の若い眉と共に全軍は“士気天ニ冲ス”の概だ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
よると、この飛脚が、鎌倉へ着いたのは、一月二十七日の未ノ刻(午後二時)とあって、
第一報が安田義定、次に、蒲冠者範頼、源九郎義経、一条忠頼といった順に、ほとんど同....
「イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
み》から闇へ葬り去られたのである。 世界中のこの方面の学者たちは、スミス博士の
第一報を、英国の科学専門雑誌『ネーチュア』誌上で知って、驚愕と歓喜との念に打たれ....