笹折[語句情報] » 笹折

「笹折〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笹折の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ゅう申して憎い奴じゃな。よいよい、何用じゃ」 「実は今朝ほど、御門内にいぶかしい笹折りが一包み投げ入れてでござりましたゆえ、早速一見いたしましたところ、品物は大....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
お登久は真っ紅になって、初心らしく小さくなっていた。 お登久の姉妹に土産の笹折を持たせて帰して、半七はまだ茗荷屋に残っていた。 「やい、ひょろ松。犬もある....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
て、盲縞の腹掛股引に白足袋という拵えで新しい麻裏草履を突かけ、何所で奢って来たか笹折を提げ、微酔機嫌で楊枝を使いながらズッと上って来ました様子が、平常と違います....
歌麿懺悔」より 著者:邦枝完二
かり、お近さんに用ありさ。――まア御免よ」 ただそれだけいって、駐春亭の料理の笹折をぶら提げた歌麿の姿は、雨戸の中へ、にゅッと消えて行った。 「いけねえ。師匠....