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「笹竜胆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笹竜胆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
ゆうらくばし》の角に開いた三階づくりのカフェーの屋号で、公爵の定紋《じょうもん》笹竜胆《ささりんどう》からとった名だといわれている。桃吉はお鯉の照近江に居たので....
春の修善寺」より 著者:岡本綺堂
で、丘の周囲には殆ど人家がみえなかった。墓は小さい堂のなかに祀られて、堂の軒には笹竜胆の紋を染めた紫の古びた幕が張り渡されていて、その紫の褪めかかった色がいかに....
秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
高さ五尺にあまる楕円形の大石に征夷大将軍|左金吾頼家尊霊と刻み、煤びた堂の軒には笹竜胆の紋を打った古い幕が張ってある。堂の広さはわずかに二坪ぐらいで、修善寺の方....