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筆の尻
「筆の尻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筆の尻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
た。鉛筆を下す前にその中からこれこそはと思われる一つを選み取らねばならぬ。彼は鉛
筆の尻についているゴムを噛みちぎって、弾力の強い小さな塊を歯の間に弄《もてあそ》....
「地中魔」より 著者:海野十三
も重っていた。 「すると、どうしても、ここのところが怪しいわけだ」 と三吉は鉛
筆の尻で、地図の上を叩いた。「よし、こいつはどうしてやるかな」 三吉は地図の上....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
塗料の下にグイと洋刀の刃を入れた。すると、下にはまた瀝青様の層があって、それに鉛
筆の尻環を近づけると、微かながらさだかに見える螢光が発せられた。
「今までは、寝....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
の七人組が、そのまわりに集った。 「これは何処で拾ったのかね」 室戸博士は、鉛
筆の尻で、そのねじの頭のようなものを突きまわす。 「今申したように、鉱山の坑道の....