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筆工
「筆工〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筆工の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
ごろりと眠る。
世の中はいろんなもので賑やかだ。
十二社《じゅうにそう》の鉛
筆工場の水車の音が、ごっとんごっとん耳に響く。爽やかな風が吹いているのに私は畳に....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
筆を結びあるくのみならず、また田舎の巡業をしたものらしい。現に実隆の邸に出入した
筆工のごとき、高野山の学僧だちをも得意としておったことは、実隆の日記にも見えてい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くるでしょう。 うちでは門をしめておくことにしました。そしたら早速となりの万年
筆工場でも門をこしらえたわ。同じことを考えるのですね。うちの門は、よごれたりと云....
「不苦心談」より 著者:森鴎外
。 正誤表に載せてある誤には、誤植もあれば、誤写もある。原稿は私の書いたのを、
筆工に写させた。それが印刷所に廻ったのである。原稿を口授して筆受させたのだと云う....