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等根
「等根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
等根の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ではない。日本の今日の大衆は不満に充ちている。之が今日主張型の言論を要望させる一
等根本的な要因ではないだろうか。 この要因は処で、色々なものに連関している。文....
「男女交際より家庭生活へ」より 著者:宮本百合子
係、狭くは、親子、夫婦、雇主対被雇人の関係に至るまで、何等かの形式を通じて、これ
等根本の性格に帰着するのは、自明な事実ではありませんでしょうか。 私は先ず、相....
「科学論」より 著者:戸坂潤
で社会人の実践活動と云えば、彼が如何なる社会階級にぞくするかによって、意識上、一
等根本的な区別を生じるのであるから、従って科学には所謂階級性が発生することとなる....
「如何に読書すべきか」より 著者:三木清
ずその本を自分で所有するようにしなければならぬ。借りた本や図書館の本からひとは何
等根本的なものを学ぶことができぬ。高価な大部の全集とか辞典のようなものは図書館に....
「愛に就ての問題」より 著者:小川未明
光った眼が自分の上に注がれて居るからである。これは架空的の宗教よりも強く、また何
等根拠のない道徳よりももっと強くその子供の上に感化を与えている。神を信ずるよりも....