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等高線
「等高線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
等高線の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
殿場町へと垂るみながら斜行する東口の線は、いくらか長く、頂上奥社から海抜一万尺の
等高線までは、かなりの急角度をしているとはいえ、そこから表口、大宮町までの間、無....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
知識をわれらの「日本語」に翻訳しなければならないとなったらそれはたいへんである。
等高線ただ一本の曲折だけでもそれを筆に尽くすことはほとんど不可能であろう。それが....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
なり生えているので歩行を妨げられるが、藪の中よりはずっと楽である。しかもほとんど
等高線に沿うた路で、きわめて緩徐な登りであるから、歩いていてもそれと認められない....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
額を撫でながら音もなく悠々と舞い連れて行く。 此道は小黒部鉱山の事務所まで山の
等高線に沿うて殆ど平坦に通じている。おどろの霧の中から虚気た顔をして出て来た私達....
「八ヶ峰の断裂 」より 著者:木暮理太郎
鹿島槍の北峰より約四百米を下りたる辺、陸測五万の大町図幅に拠れば二千四百八十米の
等高線が、其北方に一隆起を表示せる同高の
等高線と相対して成せる鞍部に当っているように思った。 (大正七、二『山岳』)....