»
筐の
「筐の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筐のの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
?」
彼は机の抽斗《ひきだし》から白い天鵞絨《びろうど》の筐《はこ》を出した。
筐の中にはいっているのは細いプラティナの指環《ゆびわ》だった。僕はその指環を手に....
「新生」より 著者:島崎藤村
一人をこんなにしてしまったのか」
それを思うと岸本は恐ろしくなってその写真を抽
筐の底に隠した。
六十五
山羊《やぎ》の乳売の笛で岸本は自....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
位置は、入口の扉を背面にしていたのだった。
以前行われた時と同じ室に入って、鉄
筐の中から、熊城が|栄光の手を取り出したとき、その指の顫えに、無量の恐怖を感じさ....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
した。ツイとそれて、取損って、見えませんわ。そちらに居ません? 玉虫でしょう。」
筐の簪、箪笥の衣、薙刀で割く腹より、小県はこの時、涙ぐんだ。 いや、懸念に堪え....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
たまま横にして載せてある。シゴイさんの霊はどんな恰好をしているのだろうと思って、
筐の蓋をあけて見たら、海泡石《メーシャム》のパイプが満寿子さんの遺書と仲よく同居....
「花筐と岩倉村」より 著者:上村松園
などで、女人の狂い姿を観てはいるが、お夏の狂乱は「情炎」の狂い姿であって、この花
筐の中の狂い姿のように、「優雅典雅の狂い」というものは感じない。 同じ狂いの舞....
「三国志」より 著者:吉川英治
へ、お渡しになるご決心ですか」 「いかに大事な品であろうと、この孫策は、一箇の小
筐の中になど大志は寄せぬ。わが大望は天地に持つ」 孫策の気概を見て、二人はこと....