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筑摩
「筑摩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筑摩の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
平賀源心(佐久郡。平賀城) (2)諏訪頼茂(諏訪郡。上原城) (3)小笠原長時(
筑摩、安曇郡、深志城〈松本〉) (4)木曾義康(木曾谷、福島城〈福島〉) (5)....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
曾下四宿への当分助郷としては伊奈百十九か村、中三宿へは伊奈九十九か村、上四宿へは
筑摩郡八十九か村と安曇郡百四十四か村を指定した。このうち遠村で正人馬を差し出しか....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
は、木曾谷の支配が名古屋県総管所(吉田|猿松の時代)のあとをうけ、同県出張所から
筑摩県の管轄に移るまでの間で、明治三年の秋から明治五年二月まで正味二年足らずの短....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の時を見つけるすら、彼にはめずらしいことであった。二月のはじめ以来、彼がその懐に
筑摩県庁あての嘆願書の草稿を入れた時から、あちこちの奔走をつづけていて、ほとんど....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
をして出立致しました。御案内の通りあれから白島村を出まして、青倉より横倉へ掛り、
筑摩川の川上を越えまして月岡村へ出まして、あれから城坂峠へ掛ります。此方を遅く立....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
とを書いておかねば気が済まないのである。 (「河上肇著作集」第9巻、昭和39年、
筑摩書房刊。歴史的仮名遣い。)....
「錦染滝白糸」より 著者:泉鏡花
。 七左 (呵々と笑う)はッはッはッ。慌てまい。うろたえまい。騒ぐまい。信濃国東
筑摩郡松本中が粗相をしても、腹を立てる私ではない。証拠を見せよう。それこれじゃ、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
下仁田《しもにた》街道から国境を越えて、信州の南佐久へ入った山崎譲と七兵衛は、
筑摩川《ちくまがわ》の沿岸を溯《さかのぼ》って、南へ南へと走りつづけます。この二....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
時過ぎにけり 〔巻十四・三三五二〕 東歌 「すがの荒野」を地名とすると、和名鈔の
筑摩郡|苧賀郷で、梓川と楢井川との間の曠野だとする説(地名辞書)が有力だが、他に....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
のあるのと、根柢は一つである。ところが、内地の昔にもまた、これがあった。東近江の
筑摩神社の祭りには、氏人の女は持った夫の数だけの鍋をかずいて出たという。伊勢物語....
「『井伏鱒二選集』後記」より 著者:太宰治
して寝たり起きたり、そのあいだ私の読書は、ほとんど井伏さんの著書に限られていた。
筑摩書房の古田氏から、井伏さんの選集を編むことを頼まれていたからでもあったのだが....
「太宰治との一日」より 著者:豊島与志雄
たらしい。――彼はその頃、「展望」に連載する小説「人間失格」にとりかかっていた。
筑摩書房の古田氏の世話で、熱海に行って前半を書き、大宮に行って後半を書いたが、そ....
「私の著作集」より 著者:太宰治
る筈です。それから、すぐまた砂子屋書房から「晩年」の新版が出るそうです。つづいて
筑摩書房から「千代女」が、高梨書店から「信天翁」が出る筈です。「信天翁」には、主....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ってきて信濃の図を奉ったが、翌年十月にも使をだして信濃に行宮をつくらせた。これは
筑摩、今の松本あたりの温泉へ行幸のためならん、と書紀は書いています。 ところが....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
やどりの寝覚の床 木曽の棧かけし世も 心してゆけ久米路橋 くる人多き
筑摩の湯 月の名にたつ姨捨山 しるき名所と風雅士が 詩歌に詠みてぞ伝....