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筒袖羽織
「筒袖羽織〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筒袖羽織の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
郎と云う者の姉が福富さんの家に奉公して居たこともあるが、尊名は初めてだと、飛白の
筒袖羽織、禿びた薩摩下駄、鬚髯もじゃ/\の彼が風采と、煤竹色の被布を着て痛そうに....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
着いて寝ていることが肝腎《かんじん》じゃ」 この声を聞いて、寝台の上に能登守の
筒袖羽織を被《かぶ》せられて寝ていた宇津木兵馬が、起き直ろうとして動きかけました....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
面を隠していますから、その何者であるやは確かにはわかりませんが、羅紗《らしゃ》の
筒袖羽織に野袴を穿《は》いて、蝋鞘《ろうざや》の大小を差し、年は三十前後と思われ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《しとね》を辷《すべ》って礼をしました。能登守はいま研究室から来たものと見えて、
筒袖羽織に袴であります。 「退屈でござろうな」 「こうして読書を致しておりますれ....