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筒音
「筒音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筒音の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真田幸村」より 著者:菊池寛
五日、この日、道明寺玉手表には、既に戦始り、幸村の陣取った太子へも、その鬨の声、
筒音など響かせた。 朝、幸村の物見の者、馳帰って、旗三四十本、人衆二三万許り、....
「木曽の旅人」より 著者:岡本綺堂
てみようか。」 そう言いながら彼は鉄砲を取り直して、空にむけて一発撃った。その
筒音はあたりにこだまして、森の寝鳥がおどろいて起った。重兵衛はそっと引っ返して中....
「魔都」より 著者:久生十蘭
、馬鹿にしてやがる」
と吐き出すように独語すると、クルリと板塀の方へ向き直り、
筒音高く水鉄砲を弾き始めた。察するところ何かヨクヨク肚のおさまらぬ事があるのだと....