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答ふ
「答ふ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
答ふの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
、および『国学院雑誌』第二十巻第四号所載「佐伯部は夷人なりとの事に就きて斎藤翁に
答ふ」の文中につまびらかなれば今再説せず。 要するに蝦夷をもって武人とすること....
「濫僧考補遺」より 著者:喜田貞吉
にあやしき者の声にて、「猶其の仏供の撤下物侍りなん」と云へば、「如何で速には」と
答ふるを、何の言ふにかあらんと立ち出でて見れば、老たる女の法師の甚じく煤けたる狩....
「稚子法師」より 著者:国枝史郎
、年老いたる法師一人念仏詣りて余念無し。助け出して何者と問へば稚子法師阿信なりと
答ふ。何故地下には居給ふぞと訊けば数年以前に入定はしたれど未だ往生出来ずと云ふ。....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
傍では、分からずやは猶分からずやだ。
(これより下、合唱の群より一人づつ出でて
答ふ。)
第一の女
闇のエレボスが父親で、夜が母親だとお云。
....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
つらんとせしとき祖母様三日も四日も啼泣し給ひしなど御考|被下候はば、小生が俄かに
答ふること出来ざる所以も御解得なされ候ならんと存候。兎角は年長の人々を不快がらせ....
「『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
且その後の研究を述べて、儒家諸賢の批判を請はんと欲す。而して林氏の説に序を逐うて
答ふるも、一法なるべけれど、堯舜禹の事蹟に關する大體論を敍し、支那古傳説を批判せ....
「親鸞」より 著者:三木清
属すると述べた後、「問ふ、もししからば今の世はまさしくいづれの時にかあたれるや。
答ふ、滅後の年代おほくの説ありといへども、しばらく両説をあぐ。一には法上師等、周....
「山の人生」より 著者:柳田国男
。其物、然らば我郷なり。汝伏木の児失せたることを聞きたりやと謂ふ。其事は聞けりと
答ふ。其物、我即ち其児なり。其時我今|仕ふる所の者より収められて使役し、今は我も....