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答書
「答書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
答書の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
之は徳目の運算なのだから教科書も可能だし試験も可能だ。道徳的なカテキズム(教義問
答書)や倫理的カズイスティクが、スコラ論理学のような意味で可能になる。――で人間....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
哭《な》いたであろう。ボスウェルが博士ジョンソンに老衰した馬の処分法を問うた時の
答書に、人間が畜《か》った物ゆえ力の強い間馬を働かすが正当だが、馬老衰と来ては処....
「細木香以」より 著者:森鴎外
いは此の如き誤をなしたかも知れない。そこで浅草の文淵堂主人に問い合せた。文淵堂の
答書はこうである。「香以の友であった永機はまた九代目市川団十郎、五代目尾上菊五郎....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
し、なお先生がこの文を勝、榎本二氏に与えたる後、明治二十五年の二月、更らに二氏の
答書を促したる手簡ならびに二氏のこれに答えたる返書を後に附記して、読者の参考に供....
「瘠我慢の説」より 著者:榎本武揚
、三親友の外へは誰れにも見せ不申候。是亦乍序申上候。以上。 勝安芳氏の
答書 従古当路者古今一世之人物にあらざれば、衆賢之批評に当る者あらず。不計も拙....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
)その問いを読む。小児、その父母もしくは乳母の助けによりてその答えを誦す。その問
答書は、(問)神はなにものなるや、(答)神はわれわれのまことの父母なり、等のごと....
「三国志」より 著者:吉川英治
のは遅くもあるまい――ということに議をまとめて、次の日、満寵にはしかるべき礼物と
答書を与えて、魏へ送り帰した。 魏の船が出ると、すぐ後から瑾の乗っている船が出....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
るが、それを見ても、相互、軽々しい約ではない。 武蔵自身が、自分を語っている上
答書(履歴書と見てよかろう)であるから、原文のままを、ここに見よう。(著者解文)....