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策応
「策応〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
策応の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渦巻ける烏の群」より 著者:黒島伝治
みがみ云った。「場合によっては銃剣をさしつけてもかまわん。あいつが、パルチザンと
策応して、わざと道を迷わしとるのかもしれん。それをよく監視せにゃいかんぞ!」 「....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
親房、四条|隆資等の共同作戦計画が出来たので、本営を此の地に据えて、吉野の軍と相
策応したのである。実に正成の本拠であった河内東条と、行宮のある吉野は、官軍の二大....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
も、支配人が気をもんだ。社員は、朝からそわそわした。 工人が、北伐兵の過激派と
策応しないとも限らない。十時頃、幹太郎は、親爺が、S病院に出たことを知らされた。....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
後《あと》に当って居る下新田城や師山《もろやま》城や桑折《くわおり》城やの敵城に
策応されて、袋の鼠《ねずみ》の如くに環攻され、総大将たる小山田筑前は悪戦して死し....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
において民衆の下心と相見《あいまみ》ゆる。暴動の孵化《ふか》はクーデターの予謀に
策応する。
当時フランスには、ドイツのツーゲンドブンドやイタリーのカルボナリの....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
を、一つ、さぐって欲しい」
「はい」
「わしは、名越殿と談合の上、お国許の方々と
策応して、小太郎と共に手段をめぐらそうが、或いは、これが一生の別れになるかもしれ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
誠意なきを見て一部の兵を率いてメーレンに侵入し、ベーメンに進出して来た巴・仏軍と
策応したのである。しかるに墺軍は逆にドナウ河に沿うてバイエルンに侵入し、ために連....