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算入
「算入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
算入の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
かの自由論派とその形を異にせしものに過ぎずと言うの外ならず。次に最新の論派として
算入すべきものはいわゆる保守論派を然りとなす。保守論派の中にもまたほとんど二種の....
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
C) = 8 である。(ただし硫黄、岩雄も iwo, iwao としてこの部分に
算入する。すなわちわざと都合の悪いほうを選ぶのである。)さすれば R = 4×9....
「明るい工場」より 著者:宮本百合子
と法律によって定め、その賃銀の払われる労働時間のうちに教育のための時間を半分ずつ
算入しているところなどは、どこにもなかった。五ヵ年計画では、その上もっと素晴らし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。その数にはもとより、戦闘の翌日そこに投げ込まれた他の死骸《しがい》のすべてをも
算入したものであろう。
ついでに一言しておくが、一時間以前に単独攻撃をしながら....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
綿を運搬する船舶の建造に投ぜられた労働の一部分を含み、そしてそれはこの財の運賃に
算入されている。第三に、紡績工及び機械工の労働がある。第四に、その生産を助ける建....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
七百八十七マイル (十マイル以内の短距離往復はこの中に
算入せず) 余の世界周遊は前後三回にして、 第一回は明治二十一年六月より二十二....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
と下駄の惜しさに車へ乗るという哀れはかない始末ですがそれでは下駄の代価へ車賃まで
算入しなければなりません。それが一年四足と勘定したら二円の下駄でも年に八円です。....
「山の人生」より 著者:柳田国男
入って永く稼いでいる者が多い。言語風采の普通でないばかりに、一括してこれを山人に
算入するのは人類学でない。ただ市という者の本来の成立ちが、名を知らぬ人々と物を言....