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「算式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

算式の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
dient)によって、その系の言語の拡散方向を推定するという方法である。 前の算式によって示さるるごとき理想的の場合においては、一般に同種分子の密度の勾配は、....
ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
満足、損とモウケ、心理を加味した如上の計算はまことに複雑をきわめ、正解をひきだす算式はたぶん発見できないだろう。 然し計算というものは精神の平衡状態において算....
探偵小説を截る」より 著者:坂口安吾
変質者も狂人も、合理的でなければならぬ。 人間性には、物理や数学のような公理や算式はない。それだけに、あらゆる可能性から、合理性をもとめることには、さらに天分....
二合五勺に関する愛国的考察」より 著者:坂口安吾
らわれて、浦上切支丹の三合と、私の二合一勺との歴史的価値の差異軽重について意外な算式と答を見つけだしても、私はいっこうに悪びれないのは、私は算術の公式にない詭弁....
九龍虫」より 著者:上村松園
やはり効いているものらしい。 九龍虫は呑めども呑めどもあとからあとからとネズミ算式に増えてくる。与えた食物の中へわいわい入り込んでそれを食い散らし、食い尽くし....
科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
明かに浮力の作用である。見たところ液体は一定の密度を持っているらしいから浮力の計算式は、非常に簡単になる。浮いているものが沈むためには、どうしても外力が働かねば....
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
を行うところの器械的算法であるが、演段術は天元術から出ながら、算木を用いずして筆算式に行うところの新数学であった。日本の筆算式新代数学はかくして創始された。この....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
て演算すべきものであったに似ず、日本の演段術、維乗法、点竄術、円理等はいずれも筆算式の数学であった。故に算木の系統をば引いているけれども、算木の影響は間接であっ....