管仲[語句情報] »
管仲
「管仲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
管仲の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
るを得たまわんやと。帝怒りて之を殺さんと欲す。而も其才を憐みて獄に繋ぎ、諷するに
管仲・魏徴の事を以てす。帝の意、敬を用いんとする也。敬たゞ涕泣して可かず。帝|猶....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
えるが、支那でも斉の桓公孤竹国を伐《う》ち春往き冬|反《かえ》るとて道を失うた時
管仲老馬を放ちて随い行きついに道を得たという(『韓非』説林上)。エッジウッドがダ....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
れわれの判断が誤りやすい、すなわちわれわれの忠告は功《こう》を奏《そう》しない。
管仲《かんちゅう》が戦場で遁《に》げたからとてただちにこれを卑怯《ひきょう》と批....
「イエスキリストの友誼」より 著者:新渡戸稲造
は出来得る限り許してやりたいものだ。そしていい方面にのみ眼を注いでやりたい。昔|
管仲《かんちゅう》は敵と戦って遁《に》げた。時人はこれを怯者と呼んだ。しかしその....
「三国志」より 著者:吉川英治
か」 「いや、春秋です」 「君は、春秋を愛読されるか。春秋のうちには、例の有名な
管仲と鮑叔との美しい古人の交わりが書いてある条があるが、――君は、あそこを読んで....
「三国志」より 著者:吉川英治
かった。官吏、学者、栄達の門、みな彼の志を入れるにはせまかった。 春秋の宰相|
管仲、戦国の名将軍|楽毅、こうふたりを心に併せ持って、ひそかに、 (わが文武の才....
「三国志」より 著者:吉川英治
言行に相違があるというものだ」 「なぜですか」 「先生はみずから常に自分を春秋の
管仲、楽毅に比していたそうですが、古の英雄が志は、天下万民の害を除くにあり、その....
「三国志」より 著者:吉川英治
たり難しといっています」 「そんな偉才か」 「上天文に通じ、下地理を暁り、謀略は
管仲、楽毅に劣らず、枢機の才は孫子、呉子にも並ぶ者といっても過言ではないでしょう....
「三国志」より 著者:吉川英治
玄徳の偽善にまどわされ、その過れる覇道にならって、自己の大才を歪め、みずから古の
管仲、楽毅に比せんなどとするは、沙汰のかぎり、烏滸なる児言、世の笑い草たるに過ぎ....