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「管掌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

管掌の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
することが出来るのである。 話は前にもどって、永田市長が去ったあと、市長の事務管掌として堀切という若いお役人が来た。その人は、中村是公さんが市長にきまるとすぐ....
深夜の市長」より 著者:海野十三
へ行ってきたまえ」 「ハア、市庁へですか」 「そうだ、市庁へ行って、あすこの事務管掌といわず、議場その他、内部の構造物も一と通り見学して来たまえ。どうせそのうち....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
まれた景蔵だけが残った。この平田門人は代々中津川の本陣で、もっぱら人馬郵伝の事を管掌し、東山道中十七駅の元締に任じて来た人で、維新間ぎわまでは同郷の香蔵と相携え....
社会時評」より 著者:戸坂潤
構成するような問題に限って活動を続けることにし、而もその活動を特高課と刑事課とに管掌させようというのである。 之は一方に於て警察事務を単純化し簡易迅速にする所....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
きりと分れた階級に分割されているが、それは現世の仕事を行うものと、天上との交渉を管掌するものとである。いかなる俗人の干渉も、決して、僧侶の定まった職務を妨げるこ....
だいこん」より 著者:久生十蘭
うるさい愛国者、ドオデエの〈ショオヴァン氏〉のような空さわぎもしない。外交事務を管掌する一事務官の生活にキチンとはまりこみ、かつてハメなどをはずしたことのない沈....
にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
。 僅かに一万両 孝明天皇ご即位前後、禁裡御料のことは代官小堀が代々管掌していた。代官小堀は、禁裡と仙洞御所の諸官からの申告によって、宮中一ヵ年の収....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
我々の祭の日の中で、一ばん全国的なものは盆の魂祭であろう。これは早くから仏寺の管掌に属し、従って仏教によって解釈せられ、国の祭日からは除外せられていたが、それ....