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箱提灯
「箱提灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
箱提灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
ように、総身《そうみ》がむずがゆくほてって来た。 その混雑のなかを押し分けて、
箱提灯《はこぢょうちん》がゆらりゆらりと往ったり来たりしているのが外記の眼につい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いる。
と、その一方には、木刀をさした、やはりお仲間風なのが、これは、白昼に、
箱提灯を二張《ふたはり》つらねて、先へ立つと、その後ろに、ことし、はじめて元服し....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、俺の見た目に曇りはねえはずだが、もう一ぺん見直し……」 二三間立戻って、いま
箱提灯に送られて茶屋を出た、二人連れの武士体《さむらいてい》の跡を逐《お》いまし....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
これを携《たずさう》る者あり。なお古風なるは、婦女子《ふじょし》の夜行に重大なる
箱提灯《はこちょうちん》を僕《ぼく》に持たする者もあり。外に出《い》でて物を買う....