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「箱根権現〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

箱根権現の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
さらに案内記を調べると、今より一千一百余年前の天平勝宝年間に満巻上人という高僧が箱根権現の社に留まっていた。湖水の西の淵には九つの頭を有する悪龍が棲んでいて、土....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
いて見物した。 ついでに記すが、この時の中幕は「箱根山曾我初夢」で、工藤祐経が箱根権現に参詣し、その別当所で五郎の箱王丸に出会い、例の対面になるという筋であっ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
びていたもののようだった。 三日め、行軍は箱根越えにかかっていた。高氏は、 「箱根権現に戦勝の祈願をこめん」 といって、ここでまたまる一日を費やした。 し....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、いちめん墨のようで、江ノ島の影も、相模の海も、見えたものではございませぬ。……箱根権現の僧や神人らも、高い所へ出て、さて北条殿が亡んだら、次の世はどういうこと....