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箱棟
「箱棟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
箱棟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、黒門と袴腰の所が広々としていた。山下の方には、大きな店で雁鍋がある。この屋根の
箱棟には雁が五羽|漆喰細工で塗り上げてあり、立派なものでした(雁鍋の先代は上総の....
「探巣遅日」より 著者:佐藤垢石
は、巣には必ず目印をつけて置く。巣をつくり終わると、神社の拝殿か新築の家の屋根の
箱棟から、お祓いの白い紙をつみ切ってきて、それを巣に吊るすのである。それは、なん....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ときどきはそこに百合の花が咲き、または小松などの生えているのを見かける。あるいは
箱棟といって、舟の形をした木をさかさに伏せ、もしくは瓦をもってこの部分だけをつつ....