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箱段
「箱段〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
箱段の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。 そこで、捨て置けない気がしたのであろう、武蔵は、膝の木屑を払って、中二階の
箱段を降りて行った。そして廊下のいちばん隅から灯りが洩れているのでさし覗くと、そ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
げていた。 「お待ちうけでござります。どうぞそのまま」 「――御免」 武蔵は、
箱段を上って、家人の導くままに歩いた。 ここの家造りは変っていた。階段から階段....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ときに足元の危ないことがあったらしい。 長岡|興長の邸に参会のあった時、武蔵は
箱段を上らんとして足元よろめき、袴の腰に手をかけて力を入れ、みずから、 「ヤッ」....