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節刀
「節刀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
節刀の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
大師が仏教の最高経典であると言う法華経では、仏はその闘争の時代に自分の使を出す、
節刀将軍を出す、その使者はこれこれのことを履み行ない、こうこういう教えを広めて、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、さらに石清水へも行幸の思し召しがあって、攘夷の首途として男山八幡の神前で将軍に
節刀を賜わるであろうとのおうわさも報じてある。これらのことは、いずれも攘夷派の志....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
には、 「四月十一日。石清水行幸の節、将軍家御病気。一橋様御名代のところ、攘夷の
節刀を賜わる段にてお遁げ。」 とある。この「お遁げ」はいささか誇張された報道ら....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
いよ三道より出発するとのうわさが兵庫神戸まで伝わって来た。大総督|有栖川宮は錦旗
節刀を拝受して大坂に出で、軍国の形状もここに至って成ったとの風評はもっぱら行なわ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
転《こんてん》殺到して来た。命に従わず朝《ちょう》を軽《かろ》んずるというので、
節刀を賜わって関白が愈々東下して北条氏を攻めるというのである。北条氏以外には政宗....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
た、よろしくこんどは天慶承平の例に倣うべきであるというところから、特に、義貞へは
節刀を賜わり、やがて、三たびの万歳の唱えのうちに、華々と、彼のすがたは大内を退出....